阪本病院は、病院・訪問看護が一体となり、心を大切にした医療を続けてきました。患者さまが安心して入院生活を過ごせるように職員一同「その人らしさを大切にした医療」を実践しています。長い伝統のある当院は、職員として成長するだけではなく、自分自身も成長できる場です。
阪本病院は急性期治療を専門とする病棟(60床)を保有する精神科・神経科・心療内科を中心とする精神科病院です。関連施設では訪問看護にも対応しています。内科も地域の皆様に親しまれています。
病院には「精神一般病棟」「精神科急性期治療病棟」「認知症治療病棟」の3つの病棟があり、患者様の特性に合わせた取り組みを行っています。作業療法や病棟活動を積極的に行うことで入院が長期化された患者様の社会復帰・退院支援を行ったり、急性期治療病棟では、精神療法、薬物療法に加え、人と人との繋がりも大切に考えています。認知症治療病棟では、自宅や施設での生活が困難になった方に対し、診療計画に基づき、薬物療法や認知症ケア、生活機能回復訓練、回想法などを行っています。
訪問看護ステーションすみれ草では、こころの病を持つ方へ、療養生活の相談・支援や病状や健康状態の管理と看護、服薬相談などを行っています。阪本病院に隣接した事務所で、病院内の各部署(外来等)とも連絡が密に取れています。精神に特化した医療現場での経験・技術・知識を持つ看護師が訪問して、安心した在宅医療の提供と、地域の中でのより良い生活を送るお手伝いを行っています。
「自利利他(じりりた)」とは仏教の言葉で他を救うものが自らも救われるという意味で簡単に言うと、自分も喜んでいるし、他の人も喜んでもらえるような行為で、それも一時的なものではなく何年たっても「いいことをしてもらった、いいことをした」という行為のこと。仏教で言う「善」。